失敗しない開業マニュアル

飲食店【失敗しない開業マニュアル】其の4ー飽きさせない工夫!店舗も年を取る

 

オープン当時は賑わっていたけど、最近は閑散としてるなぁ~なんてお店をよく見かけませんか?

そう!店舗も年をとるんです。

オープン当初はもの珍しさでお客さんが入ります。お店も出来立てで綺麗ですし。

オープンで集客できないお店は、外観・コンセプト・宣伝等で外してしまった残念なお店です。

 

飽きの来ない店作り

どんなに好きな恋人でも、長年一緒に居ると飽きが来ますよね 🙂

店舗も一緒で、年数と共に飽きが来ます。

これは致し方のない事です。

しかし、店舗運営となると「飽きて来なくなると困ります」

どうやったら「飽きられないか?」これもやっぱり考えておく必要がありますね。

 

オープン当初はお客さんが入る

お店のオープン前ってドキドキハラハラですよね!私も飲食店をしている時そうでした。

当時は厨房に1000万円かかるのが当たり前の時代だったのでなおさらです。

初期投資が大きく、もちろん借金をしていましたので、「お客さんが入らなかったらどうしよう!?」本当に心配しか、なかったです。

しかし安心して下さい。大抵の場合はお客さんが来ます。

お店の改装工事をしている間から、お客さんはあなたのお店を注目しています。興味津々です。

オープン時の「ビール半額」などのキャンペーン目当てや、今までに付き合いがあった友人なんかも来てくれるでしょう。

今までの苦労が報われる瞬間です。

しかしこれがこのまま続くかどうか?

オープニングキャンペーンを1週間とします。当然ながらキャンペーンが終わるとお客さんは減ります。

しかしこの期間の賑わってたお店を見た人や、賑わってた雰囲気を楽しんだ人などがまだ続いて来てくれます。

ですので、私の記憶では約3か月は忙しくウキウキした期間だったように思います。

3年目からが勝負

オープニングを上手く過ごせれば、2年位は「お店の若さのパワー」でなんとなく順調に行きます。

「3年目の浮気」って歌がありましたが、何故か3年目位にお店にも「飽き」が来るようです。

しょっちゅう来てくれていたお客さんの来店回数が減り、「最近あの人来ないなぁ」なんて事が増えてきます。

オープン当初からは、周りに新しいお店が出来たり、お客さん自身の環境の変化(例えば結婚した)なども理由の一つでしょう。

自分自身をお客さんに置き換えて考えてみてください。

学生時代よく行った、習い事の近くにあったらよく行った、そんなお店は沢山あると思いますが、

ほとんどの場合「ある時期」であって10年ずっと通ってるお店って少ないと思います。

ダメな時にどうするか?

順風満帆が続くのがベストですが、多かれ少なかれ波があります。

その時にどうするか?何もしなかったらじり貧です。

そんな時には「変化」を起こしましょう。

手っ取り早いのはリニューアル「改装」です。これはオープニングキャンペーンと一緒の効果があります。

しかし費用がかかるので、余力がある場合ですが。

では改装が厳しい場合は「プチリニューアル」してみましょう!

メニューをリニューアルしたり、客席のレイアウトを変えたり、器を変えるのも一つです。

どれが効果が出るかはケースバイケースだと思いますが、私はメニューを一新して、売り上げが20パーセント上がったことがあります。

「そんなことしても・・・」と思わず、何でもいいから試してみましょう。

「変化」の為のアイデア

私が売り上げが落ちた時に役立った事は、「過去の経験」です。

「過去の経験」とは経営者としてではなくお客さんとしての経験です。

自分がお客さんとして訪れたお店で「ここ良かったなぁ!ここはイマイチだわ」と思ったことが記憶にインプットされています。

これを自分のお店に取り入れるだけです。

このアイデアの元になるものを、出来れば文字にして手帳に残したり、SNSにアップするのもいいでしょう。

人間の記憶はあいまいなので、その時の感情などは忘れがちです。

芸人のネタ帳のようなもので、文字にして保存する事をオススメします。

息の長いお店って?

先にも述べましたが、同じお客さんが10年通ってくれることは少ないです。

AさんBさんCさんの「ある時期」の積み重ねだと思います。

沢山のお客さんが「この時期よく行ったわ」というお店が繁盛店だと私は思います。

お客さんは、回ります。回りまわって又戻ってきてくれる人もいます。

そのきっかけになるのが「変化」です。

「飲食店」とは遊びの場所なので、お客さんは常に新しいもの、刺激のあるものを求めています。

「変化」を適度に織り交ぜて、飽きの来ないお店作りができたら息の長い繁盛店へとなる事でしょう。

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